3日程連休がとれたので、和歌山に行って来ました。前に来たのは一度きり、17年前の今頃に熊野古道を1日かけて車で回ったくらいだろうか。その時の旅は伊勢神宮も含めて三重が中心だった。県西は初めてなので、今回ほぼお初という事になる。

 「…です〜」と、語尾を伸ばす言い方を皆がしている。関西のこの辺りの人のアクセントは妙に心地いい。職場にも一人同じような言い回しの人が居たっけな。彼はどこ出身だろうか?

 初日は随分前に予約しておいた和歌山駅付近のゲストハウスに泊まれたが、問題は2日目である。とりあえず高野山の方へ行こうとは決めていたが、宿を決めかねていた。どうせなので宿坊に泊まろうとは思っても、どこも1万円前後するのである。沖縄旅行した時、宿には1500円以上かけないという強者がいたが、あの人はどうしているのだろうか(沖縄と比べては致し方が無いが)? それにここ数年は海外客向けだろうか、検索しても宿泊予約サイトばかりが出て来る。その宿そのもののホームページがなかなか出て来ないのだ。割安になる場合もあるだろうが、予約サイト通すとかなり割高になりそうという印象があり、あまり使った事がない。結局ズルズルとひっぱり、直前まで決まらなかった。漸くちょっと離れたところに4千円代の宿を見つけた。しかもなかなか外装も派手で豪華そうだ。すぐにホームページから予約した。

 駅から少し離れているのは車で来る事を想定して建てたのだろう。が、歩くの大好きな私には大した距離ではなかった。辿り着いて気がつく。

…ここ、ラブホじゃないのか? 

 宿坊に泊まろうとしていた人が、よりにもよって煩悩の巣窟ラブホに、しかも一人で泊まるなんて…まあ、でも面白いからいいや、と、すぐに気を取り直した。

 ホテル側としては空き部屋のままでおくよりも、割引で一人でもお客を泊めた方が特なのだろう。わざわざ「お一人様限定プラン」として売り出していた。私にとっては安く広い個室に泊まれるので、悪い事は何一つない。

 うーむ、確かに普通のホテルとは趣が違う。フロントが一蘭のようにカーテンで隠されていて、中の受付の人と直に顔を合わす事がない。ホテル内には様々な部屋があるようで、とても凝っている。いい部屋はそれだけ値も張るのだろう。その中に一際大きく紹介されている部屋があった。ジャグジーつきのガラス張り展望露天風呂の部屋だ。当店一押しの部屋なのだろう。しかしどういうわけかその紹介を見て、当時の私は大浴場と勘違いしてしまったのだ。よく考えずとも、ラブホに大浴場があるわけなかろうに…(大欲情ならば無限にあるだろうが)

 大浴場があるという2階に行ってみても、他の部屋と同じような扉が並んでいるだけだった。「不親切なホテルだな、一階の壁の紹介のように、『こちらが浴場です』と、張り出せばいいのに。」一階で部屋番を確認して、その部屋に入ろうとしてしまったのだ。

…入るのやめて良かった。更にもう一度一階に戻り、フロントの人に確認して、漸くそこが大浴場でない事が分かったのだ。全く、いい歳してこんな失敗をやらかしそうになるなんて…


 あと近くの駅でこんな箱を見つけました。さすが大本山のある街。煩悩には厳しいですなあ。。。

 久しぶりの更新でこんなんですみません。

(追記)ちなみに別の場所でこんな箱を見つけた。こっちは書籍専門らしい。


集めたのどうするんだろう? 捨てたりしないで、会の親父がこっそり収集していたら面白いね。